■マイエンフェルト
マイエンフェルトはハイジの世界。ハイキングは赤コース（所要時間１時間30分）と青コース（所要時間4時間、実際には６時間くらいかかるらしい。）に２コースあります。前日サンモリッツで夕食を同席させていただいた方がダヴォスの観光局に勤めてらっしゃる方で、どっちするか迷っていると訴えたところ、ハイジアルプまで行って、そのまま同じ道をもどって帰ってきたらいいと教えていただいたので、そうしました。最初は"Heidi Weg"と書かれた赤い標識を頼りに歩き出しました。ブドウ畑の中を通り、振り返るとマイエンフェルトの町が小さく見えます。インフォメーションからハイジの泉までは20分。ハイジの泉からハイジ博物館までは35分。

ハイジ博物館はチケット(5SF)を隣のキヨスクで買って、自動改札機に通して入る。１階はワインの貯蔵庫があり、肉を薫製にしたりしています。２Fは台所とおんじの寝室とリビング（ハイジとぺーターのマネキンがある）。リビングには暖炉があります。その部屋からハイジの部屋（３F）にいく階段もあります。ハイジの部屋は干草のベッド、その他の家具、麦藁帽子などがあります。もうひとつの部屋には穀物類の貯蔵庫となっているようで、ここにクララの車椅子があります。各国で訳された本の展示があります。アニメで見た家は２階建だったのに、イメージが違いました。展示ケースにもキオスクにも日本のテレビアニメのあのハイジの姿がなかったのが残念です。博物館を見終わった後、キヨスクでポストカードを買い、ここのポストから手紙を出しました。HEIDI HAUSの消印ではがきが届きました。

ハイジ博物館を出て、ここから青コースに入り、ハイジアルプを目指すのですが、標識も少なくなり、歩いている道は舗装していない車道。途中にぺーターの家があるはずなのに見つかりません。あとで他の旅行者の方にペーターの家が見つかったか聞いたけど、見つけた人はいませんでした。行けども行けども先があり、不安になってきました。行きはずっと登りで結構疲れました。博物館を出て１時間してようやくハイジアルプに到着しました。こっちの家のほうがイメージに近いです。アニメのおじいさんとは違って、人なっつこいおじさんが出迎えてくれました。2Fにも上がらせていただきました。窓は残念ながら、丸い窓ではなかったけど・・・・。

ハイジアルプで持ってきたサンドウィッチを食べ、ハイジ博物館まで同じ道を戻りました。ウンターローフェルス村を通り、マイエンフェルトまで、戻ってきました。このコースは休憩、見学時間を除き、3時間20分ほどです。

1.ハイジの泉 おてんばなハイジのイメージがなく、しとやかな少女の像である。側面には”ゆきちゃん”らしいヤギの像がくっついている。

2.ハイジ博物館（外観）

2.ハイジ博物館(キッチン）

3.ハイジアルプ

■バート・ラガッツ
本当はバート・ラガーツに泊まろうと思っていたけど、「地球の歩き方」にホテルが紹介されていなかったので、マイエンフェルトに泊まりました。ハイキングを３時頃までに終え、バート・ラガッツに行きました。駅に着くと、バス停がありましたが、街の中心まで行くバスは１時間１本程度とわかり（たぶん）、歩くことにしました。20分ほどで街の中心に着きます。マイエンフェルトのほうが安宿が駅の近くにあり、マイエンフェルトにホテルを取ったのは正解だと感じました。マイエンフェルトからバート・ラガッツ行きのバスも出ているので、バスを利用するほうがいいのかもしれません。

温泉センターTamina Therme
さて、この街の温泉センター（17SF＋10Fがデポジット）はGrand Hotelの裏手にあります。室内プールが２つと屋外プールが１つあります。でもクララのおばあさまが行った温泉とは程遠いもので、愕然としました。エレガントさがないのです。こう感じるのはアニメの影響ですね。きっとクララのおばあさまはホテル宿泊客専用の室内プールを利用されたのだと思います。私の下調べが足りませんでした。（←下調べなんかやったことあんのかとつっこまれそう。）ここの温泉センターはサンモリッツの温泉センターより、より治療の目的で来ている人が多い気がします。プールサイドから白衣っぽい服を着た人が常時プールサイドに目を向けています。

鍵を返す時に飲める温泉水がないかどうか聞いたら、カフェの所にあるとのこと、さっそく、飲んで見ました。それほど印象的な味ではなかったです。アニメをもう一度見直して次回はクララのおばあさまが入ったプールに行きたいものです。