燻煙処理された木材の利点と優れた点をみていきます。
一般の強制乾燥と弊社の燻煙乾燥の違いと優れた点の画像も掲載します。
特に燻煙処理された木材と未処理の木材の実験結果が目を引きます。
乾燥木材と言うとどうしても強制的に水分を除外したイメージになります。確かに普通の市販されているKD材(強制乾燥材)は細胞が死に絶えてスカスカの状態になり 木材が弱くなってしまう傾向にあります。グリーン材(自然乾燥材)と比べると強度的には見劣りがします。このため普通のKD材は良い点(狂いが少ない、カビなど発生しにくい)もありますが 欠点(強度が弱くなる)も出てしまいます。この点、燻煙木材は乾燥させますが2週間から3週間の間じっくりとオガ屑や木端を燃料にして徐々に燻煙していきますので細胞が破壊されないで強度にも影響がなく、カビもおこりにくく、シロアリなどの害虫にも強くなります。 また何と言っても木材腐朽菌に耐性を持つということでしょう。木を腐らせる原因はこの木材腐朽菌がその一つです。燻煙されることにより木材腐朽菌の好む栄養素がなくなるので腐れにくくなります。 一般のKD材(強制乾燥材)との違いがここです。
1.土台大引、土台束や柱に使われる核となる3寸角(90mm×90mm)木材になります。
2.根太に使われる1寸5分角(45mm×45mm)木材です。
3.床板に使われる4寸×1寸3分(120mm×40mm)木材で角部分は丸く面取り加工がされます。
4.笠木となる3寸5分×1寸(105mm×30mm)木材です。
5.燻煙乾燥木材たちです。
燻煙木材は地杉(地元宮城県産)を使います。
土台や柱などは特1等材になります。ラチスについては無節の燻煙木材で作られますので無節ラチスになります。
仕様 | ||
---|---|---|
名称 | 材種 | 等級 |
土台,大引 | 杉 | 特1等地杉 |
土台束 | 杉 | 特1等地杉 |
根太 | 杉 | 特1等地杉 |
柱 | 杉 | 特1等地杉 |
クロス | 杉 | 特1等地杉 |
床材 | 杉 | 特1等地杉 |
ラチス材 | 杉 | 無節役物地杉 |
ラチス押縁材 | 杉 | 無節役物地杉 |
笠木 | 杉 | 特1等地杉 |
たくさんのご依頼をいただいていますのでその一部を実例として掲載いたしました。
他にもいろいろなユニークなアイデアで作られた作品がありますのでウッドデッキをクリックしてみてください。
燻煙工場に保管される丸太と製品たち
燻煙乾燥木材の梱包一部(左順から、燻煙前の杉丸太、燻煙処理された土台大引、笠木、床板)
1.杉の丸太が皮をむかれた状態でたくさん野積みされて自然乾燥されます。
2.土台よ大引に使われる3寸角の角材です。燻煙されているので少し茶色がかっています。
3.床板の120mm×40mmに加工される木材。加工前ですので部厚みがまだバラバラです。商品は面取りされて完成になります。
4.笠木などに使う105mm×30mmの商品です。クロス用に90mm×30mmの部材もあります。
![]() | 〒983-0833 | 宮城県仙台市宮城野区東仙台4丁目2番2号 |
TEL 022-257-4603 FAX 022-295-6543 | ||
亘理工場 | 〒989-2331 | 宮城県亘理郡亘理町吉田字大沢61番10号 |
TEL 0223-32-1310 FAX 0223-32-1310 |