美少女ゲームの感想2000.7〜12

2000/7

内容：

　主人公は気になる幼なじみの女の子がいるのですが、優柔不断で自分の気持ちもはっきりせず、幼なじみの姉と関係を持ち続けているような状態です。幼なじみと家族ぐるみで毎年恒例のペンションにスキー旅行に行ったのですが、今年はちょっといつもと違っていました。それはちょっと不思議なお手伝いさんが主人公にアタックを掛けてきたからです、というスキー場を舞台とした恋愛ADVです。途中Ｈシーンは多いですが、幼なじみかお手伝いさんかどちらかを選ぶことになります。

買ってしまったわけ：

　なんとなく。

感想：

　まあまあですかね。 雪女が出てくるようなその設定は大変良かったのですが、ストーリーがちょっともの足りず、「雪女の悲恋」という感じがあまり出ていなかったのが残念でした。 なんというか、もうちょっと「神秘的」だと良かったのですが。 良い話なのですが…。 ゲーム的にはそこそこ遊べる良い出来、という感じでしょう。 ＣＧは人を選ぶかもしれません。 音楽は、可もなく不可もなくでしょうか。 音楽CDが付いているのは良いのですが、Vocal曲しかないのは×でしょう。

攻略：

　前半３日間の選択を間違えるとメインのルートに行けませんが、かなりフラグ立てがシビアです。 ボーっとやっていると間違いなくメインルートに行けません。 日程表を作成する必要があるでしょう。
　[もっと攻略(^_^)]

内容：

　主人公は毎日世話好きな妹、幼なじみ、ケンカ相手の女の子と変わらない日常を過ごしていました。 ところがある日深窓の令嬢のような先輩と知り合ってからなんとなく日常が変化して行きます。 そして、ある日いきなり同棲が始まって…というADVです。 前半の行動で恋人を選び、後半は同棲してＨ三昧という(^_^;)内容です。

買ってしまったわけ：

　志水直隆氏の絵が好きで、一作目も良い出来だったので。

感想：

　まあ良かったです。 一作目の遊びやすさはそのままで、ストーリーが強化された形になっています。 ただ、ストーリーはＨのためだけにあるようなものなので、まあこんなものでしょうか。手軽で楽しい美少女ゲームを求めているのなら買って損はないでしょう。 システムと音楽の良さも健在です。

攻略：

　前半５日間の三択を間違えると誰とも恋人になれず、その場でバッドエンド。 さらに恋人になってからも二択を間違えるとＨなし、と前作と比較するとかなり難しくなっています。 一応選択表を載せておきました。
　[もっと攻略(^_^)]

2000/8

内容：

　主人公の和人は、早くに両親をなくし、育ての親代わりの姉の泉と二人暮らしです。 泉には感謝しているのですが、少々うるさいのも事実。 ところがその姉が急に三週間の長期出張に行くことになりました。 和人はこのチャンスに女の子と仲良くなって夢の(^_^;)裸エプロンをしてもらおうと考えますが…というコマンド選択型のADVです。 前半に彼女候補を2人選び、後半にその絡み合いで話が進んでいくようになっています。

買ってしまったわけ：

　宣伝で見た優紀さんが気に入ったから。

感想：

　まあまあというところですか。 宣伝では純愛っぽかったのですが、半分以上が鬼畜パターンだったのはちょっと面食らいました(いや、別に嫌いじゃないけど(^_^;))。 操作性や、やたらメモリを変に食うなど、システム的にはいまいちです。 エンディングが多いので、その欠点があっても何回も遊べる、という感じです。 殆どの場合、女の子のブッキングが起こるという話の流れ(しかも組み合わせによってそれぞれ影響されて話が分岐)は良く出来ていたと思います。 声優も結構良かったです。 ちょっと残念なのはオープニングで、ビデオファイルの画質が悪すぎです。 あれならない方が良かったでしょう。

攻略：

　前半で女の子が二人に絞られ、後半の選択で分岐、という流れが分かれば難しくありませんが、エンディングが多いのでコンプリートは大変です。 分岐表を作ってつぶしていく必要があるでしょう。
　[もっと攻略(^_^)]

2000/9

内容：

　主人公の幸介は、悪友に頼まれて仕方なく高校生の家庭教師をすることになりました。 3人の女の子を選び、夏休みから受験まで家庭教師をしつつ、女の子と仲良くなっていくというSLGの要素を含んだAVGです。 成績を上げていかないと家庭教師をクビになってしまうので、成績にも注意が必要です。

買ってしまったわけ：

　なんとなく。一作目が気に入ったからかもしれません。

感想：

　まあまあですが、不満も多かったです。 相変わらずプログラムの出来の良い戯画ですが、今回は結構バグが目立ちました。 インターネットでのみ隠しキャラがダウンロード出来ると言うのも、親切というよりは面倒な気もしました。 コスプレデータなどはただの余計でしょう。
　システム的には良く出来ていて、ただ女の子の好感度を上げるだけでなく、成績アップも必要なこと、などは似たゲームにただのAVGになってしまっているものが多い中で良く出来ていると思いました。 残念なのはシステムが分かりにくいことです。 MMCアイテムの使用法などはマニュアルに詳しく書いても良かったと思います。

攻略：

　オンリープレイに徹すれば楽(同時攻略をしたくなりますが)です。
　[もっと攻略(^_^)]

2000/10

2000/11

内容：

　主人公の三田村健一(名前変更不可)の祖父が亡くなりましたが、生前「わしが死んだらお前に使い魔をやろう」と言っていました。 悪魔を呼び出すには媒体となる(乗り移る)人間が必要なので、いつも自分に食って掛かる幼馴染の女の子を媒体にすることにしました。 使い魔は主人に絶対服従、しかも食事は主人の精、となるともうやることはひとつ(笑)です。 さらに学園には幼馴染の女の子の姉(教師)や、部活の後輩の可愛い女の子などもいます。 使い魔に協力してもらって他の女の子と仲良くなるもよし、使い魔自身と仲良くするもよし、というコマンド選択式の悪魔っ娘恋愛アドベンチャーです。

買ってしまったわけ：

　志水直隆氏の絵が好きなので。

感想：

　まあまあですね。 まあ手軽に遊べる恋愛アドベンチャーというところでしょう。 ちょいおちゃらけな学園物を求めている人にはお勧めです。 「尽くしてあげちゃう」シリーズを楽しめた人なら良いでしょう。 ただ、ボリューム的には少し不満が残るかも。 もうちょっと女の子の数やシチュエーションにこだわって欲しかったですね。

攻略：

　最初の方の選択肢で攻略できる女の子が決まり、女の子が決まった後半の選択肢でCG及び好感度をゲットしてエンディング、という流れがわかれば簡単です。
　[もっと攻略(^_^)]

内容：

　主人公の祖父が病気になってしまったため、代わりに庭園の面倒を見ることになりました。 ところがその庭園には春・夏・秋の3人の花の精がいたのです。 庭園の花をうまく育てることが出来ると、花の精も元気になり、連れ出してデートすることが出来ます。 また、庭園の面倒を見ることで仲良くなれる人間の女の子もいます。 庭園の面倒をうまく見ながら、花の精や人間の女の子と仲良くなっていく、シミュレーションと恋愛アドベンチャーをミックスしたゲームです。

買ってしまったわけ：

　秋の花の精の更科に惹かれて。

感想：

　良かったです。 個人的には今年後半で一本選ぶならこれかもしれません。 シミュレーションもとてもよく出来ています。 また、こういう人間じゃない女の子を登場させる場合は、けものっ娘や人魚・妖精などの人外マニア向けとか、人間じゃないと話が作りやすい、等の理由が多く、見かけ以外はまったく人間の女の子、という場合が殆どですが、この作品では人間との違いとそれによるいろいろなすれ違いなどをしっかり描いています。 この点が話としては良く出来ていると思います。
　難点としてはややシミュレーション部が難しいことでしょうか。 庭園の評価が低いと攻略が難しくなってしまいます。

攻略：

　なんといってもシミュレーションが一番大事です。 庭園の評価が悪いと女の子たちと仲良くなることは出来ません(例外もいます)。 見栄えは評価に関係ないようなので、花の世話がしやすいように配置しましょう。 何の花を育てるかが、かなりのポイントになります。 花の精に関しては、エンディング直前でセーブしておきましょう(究極の選択を迫られますから)。

2000/12

内容：

　お話の舞台となる「らいむらんど」は自然の豊かな魔法の国でしたが、悪い魔女が魔族を復活させ、太陽が欠けてなくなってしまう、という危機にさらされています。 女神様は使いとして妖精パップに勇者を探すように命じます。 勇者に選ばれたタットは魔族を落ちゲーによって倒していくという、落ち物ゲームです。
　出だしはまともなファンタジーのようですが、実は超おちゃらけです。 「Hゲーの女性キャラの約束を知らないとは言わせない、負けたんだからおとなしくしろー！」というような身も蓋もない冗談や漫才のようなノリについていけるかどうかでしょう。 落ちゲーは斜めに積まれたブロックを同色合わせで消していくもので、斜めに崩れていくブロックの落ち方の先を読むのが難しく、連鎖が作りにくくなっています。

買ってしまったわけ：

　たまには落ちゲーも良いかな、と。

感想：

　まあまあ良かったです。 ただもう少しおちゃらけがきつかったらついていくのに苦労したかもしれません。 システム的には良く出来ていて遊びやすかったです。 プログラムも良。 ちょっと残念なのは、落ちゲー自体がいまいちわかりにくく、また相手が自滅することが多かったことでしょうか。
　あと、あの終わり方だとパップが可愛そうです。 最後まで一緒でも良かったでしょう。

攻略：

　ブロックは斜めに積まれ、どう崩れるか判断が難しいです。 しかし連鎖をしないと勝てません。 連鎖の方法としては、ある程度積んでおいて上の方でブロックを消し、上のほうが崩れている間に崩れの影響を受けないちょっと下でブロックを揃え、それが消えて崩れている間にまたちょっと下で揃え、というのが確実です(どう崩れるかわかりにくいために前もって仕込んでおくのが難しい)。 また、ある程度以上積んで、下のほうでブロックを消し、連鎖は運に任せる(所謂フィーリング連鎖)もかなり有効です。
　難易度が選択できますが、難易度によってエンディングが違うので全部やる必要があります。 トゥルーエンドは難易度が一番高い時に見られます。 なお、トゥルーエンドはおまけで見られないので、直前でセーブしておきましょう。

内容：

　主人公は人間のなかにまぎれて暮らしている人魚を捕まえる方法を見つけました。 それは、金目のものをエサに街で釣りをすることです(^_^;)。 というわけでお金や指輪をエサに渋谷などの街で道路で釣りをするという釣りゲームです。
　内容はまったく釣りゲームです。 ただ釣るだけ。

買ってしまったわけ：

　さあ。

感想：

　なんて言うか、ただ釣る(でHCGを見る)だけなので、つまらないです。 もっとADV部分を凝るとかして欲しかったですね。 或いはもう釣りに徹してエサや人魚の種類に凝るとか。 ちょっと作りが単純すぎます。

攻略：

　釣りは忍耐。 外道(人間のおばさんやコギャル)が釣れても我慢です。 一般的に、まず餌を釣って、その餌で人魚を釣ります。

内容：

　主人公の葉月亨(名前変更不可)は神学科に通う大学生です。 宮司が亡くなった神社に、父親に言われて宮司代理として行くことになりました。 そこの萌葱神社は縁結びで有名なところなのですが、美人姉妹(当然巫女さん)や若く見える未亡人がいて、主人公はウキウキです。 それだけでなく主人公の霊力によって神社に奉られている巫女神様までが姿を現しました。 これらの女の子とのコマンド選択式の巫女さん恋愛アドベンチャーです。

買ってしまったわけ：

　なんか題名につられて。

感想：

　まあまあでしょう。 一般的な手軽に遊べる恋愛ADVです。 巫女さん好きな人は買っても良いかもしれません。 話はちょっとボリューム不足な感じがしました。 女の子はそれぞれ悩みを持っていますが、その辺を最後にちょろちょろっとではなく、じっくり書き込んで欲しかったかな、と。

攻略：

　重要な選択肢はいくつもないので、簡単です。 ただ、主人公が優柔不断なので、誰のルートに入っているかわかりにくいところがあります。
　[もっと攻略(^_^)]