《2005年10月29日記》
随分涼しく、というより、朝晩は肌寒くなりました。平年よりやや涼しいとのことで、ここ数年ではちょっと珍しい感じです。サボテンにとっても、そろそろ“店じまい”の季節に入ってきたのか、次々と花を咲かせ続けてきた大統領や武者影、碧瑠璃鸞鳳玉が花を終え、今花をつけているのは象牙丸とムスクラのみになり、ちょっと寂しくなってきました。
さて、今年は、冬用の容器を新調しました(正確に言うと“作り直した”でしょうか...)。大きさとか、全体の形とかは全く同じです。雨風に当たって底板がかなり傷んできたことと、側板が白く不透明になってきたことによるものです。側板が白濁したのは、当初アクリル板だと思っていたのが強化塩ビ板(?)だったためのようです(そういえば、少し安かった...)。かなり日数がかかりましたが(ぼちぼち進めたとはいえ、足かけ5ヶ月かかりました)、何とか冬に間に合わせました。(^^)ゞ
で、前回、月影丸と翠晃冠の植え替えをどうするものか迷っている旨お伝えしましたが、結局植え替えました。植え替えを行ったのは10月26日(水)で、その日迄は随分涼しかったので、冬用の容器に入れておいたところ、突然天候が良くなり(27日、28日はカンカン照り)、午前11頃に既に内部の温度が43℃にもなっており、慌てて蓋を開けた次第です。
換気扇もちゃんと動作させていましたので、はっきり言って、こんなに内部が高温になるとは予想していませんでした。はっきり言って危ないところでした。
ただ、43℃というのは原産地でもあり得ない気温ではありませんので(例えばアリゾナでは連日40℃を超えています)、まぁ、大丈夫だろうと思っています。逆に、植え替え後は温度が高めの方が良く、結果的には良かったかかも知れません。
ところで、やはり前回、「ムスクラ、瑠璃鳥、大仏殿、青花蝦、金星、河内丸、満月が例年になく元気に育って」いる旨お伝えしましたが、逆に宝山の一部が枯れ始めました(写真右)。(i_i)
原因は、想像するに、この株が三角柱(ヒロケレウス属)への接ぎおろしであることと関係がありそうです。こちらのページでもご紹介しておりますとおり、三角柱に接ぎ木をしますと、必ず台木の部分が腐ってきます。ひょっとしたらその日が来た可能性があります。
仮にそうであった場合どうすべきか、ということですが、元気な株を切り取り、挿し木するか接ぎ木するか、だろうと思います。以前、挿し木の方にトライして失敗しましたが、さてこれからはどうなりますか...
結果についてはまたご報告させていただきます。 |