家庭菜園作業日誌

2004年! 初秋を迎え、家庭菜園も絶好調!

10月前半の作業内容:

いよいよ暦の上では秋も深まってきた。しかし、現実は暑い。朝夕は多少涼しくなっていたが、作業はまだ半そでシャツで十分である。
ハクサイもずいぶん大きくなり、畝にかぶせた黒のビニールマルチが隠れて見えなくなってきた。後半にはまき始めるだろう。季刊誌「菜園王」に寄稿し、4ページに亘り、ハクサイの作り方を掲載したもらった手前、失敗するわけにはいかない。大きなプレッシャーである。
カブの葉の上にアオムシを見つけた。これからは毎日注意が必要である。9月17日に種まきしたタマネギも発芽し、元気になってきた。毎年の例でこれからの歩留まりがいくらになるかが問題である。原因は不明であるが、幾分消えていく。細い茎がさらに細くなり、枯れて風が吹くと飛んでいってなくなる。まさに消えていくのである。一度専門の百姓さんに育て方を聞いてみなければならない。(心の内では、消えてなくなったら苗を購入すればいいという安易な気持ちがあることも事実であるが)。どなたかタマネギの苗作りで成功されている方がいらっしゃれば、メールでもいただけないだろうか。
サツマイモの試し掘りをしてみたが、大きくなっていない。大きく成長する時期に晴の暑い日が続き、水不足が原因だろうか。葉はよく茂っているので窒素過多によるつるボケだろうか。よくわからない。11月下旬の後作のタマネギの植え付け時期までまだ日にちがあるので、収穫を遅らせてみよう。

今人気の波田陽区風に
♪ジャジャジャーン
 家庭菜園、家庭菜園が各地で流行っています。種を蒔いたらそのままで、
 みんな口をそろえて、「有機野菜、無農薬野菜」 っていうじゃな〜い。
 でもあんた!毎日害虫退治しなけりゃぁ、ただの野菜屑になるんですから。
 残念!!
 
ハクサイ アオムシ サニーレタス タマネギの発芽 サツマイモ
大きく成長したハクサイ アオムシ発見 定植を待つサニーレタス タマネギの発芽 サツマイモ畑

9月後半の作業内容:

今年は台風の当たり年である。9月8日台風18号、9月30日台風21号が上陸した。が、幸いなことに、我が家付近は雨、風ともたいしたことはなく通り過ぎてくれた。
秋の野菜も順調に育っている。しかし、全般的に気温が高いので、どの野菜も発芽率が悪い。サニーレタスはなんとか発芽したが、玉レタスはまったく発芽しない。再度、播種しチャレンジしたがどうなるやら・・・。シュンキクとカブは発芽率が悪く、また発芽してもアブラムシの大量発生で全滅である。若干気温も下がってきたので、再度蒔き直した。今度は上手くいきそうである。
ハクサイは下葉を大きくしなければならないので、尿素1000倍液を噴霧器でタップリかけてやったり、黒マルチに杭で深さ20cmくらいの穴を開けて、有機肥料を一握り入れてたっぷり水をかけてやっている。これでぐんぐん大きくなることであろう。
今年も秋とはいえ、暑く異常気象である。ハクサイやダイコンにヨトウムシやアオムシが大量発生する予感がする。毎日の害虫退治が大変である。しかし、農薬は出来るだけ使いたくない。一匹々々見つけて駆除しなければならない。こりゃぁ大変だ!
ミニ百姓(家庭菜園)といえども、普通の百姓さんとなんらかわらない。農薬を使わないだけ仕事量はあるかもしれない。
 
ハクサイ レタスの発芽 ダイコン 発芽したキクナ 発芽したカブ
だいぶ成長したハクサイ サニーレタスの発芽 ぐんぐん大きくなるダイコン シュンキクの発芽 カブの発芽

9月前半の作業内容:

いよいよ暦の上では秋!実際には夏!気温30度オーバーである。
秋野菜の播種をしなければならない時期(年末までの収穫に間に合わない)になったが、あまり暑いので躊躇している。秋野菜の種は大体発芽温度は20〜25度である。ところが30度。躊躇している原因である。
といいながら、とにかく種まきをしよう。
ハクサイ、ダイコン、シュンキク、レタス、カブなどである。畝の準備は出来ているので9月3日頃種まきを始めた。ハクサイ、ダイコン、カブは点蒔きし、シュンキクはとレタスは筋蒔きである。雨が少なかったので、たっぷり水をいれて種を蒔いておいた。ところが大変なことになった。台風20号の到来である。一応、種まきした畝は寒冷紗や新聞や空き袋を利用してかぶせておいたので直接の被害はなかったが、その下に蟻が入り込み、蒔いた種をもっていかれたようなのである。種まきには早かった気温と蟻の被害で蒔いた種がすべて発芽とはいかなかった。シュンキクとカブはチョボチョボした発芽しなかったので、思い切って蒔き直した。残念!
ハクサイやダイコンは8割がた発芽したので何とかなりそうである。
近所の菜園仲間から桜島ダイコンの種を貰ったので、試験的に10株ほど種を蒔いておいた。写真で見かけるような大きな桜島ダイコンができたらお慰みである。また、札幌大株甘藍(キャベツ)の種を貰った。これはなんと13kgの大きさになるとのことである。悪くても10kg?楽しみである。
大きく伸びた雑草などは種があるので堆肥用コンポストには入れられないので、よく乾いてから野焼きし、灰を得るのである。晴の日が続いたので完全に乾燥しよく燃える。
 
ダイコン用の畝 レタス、シュンキクの苗床 植えつけたネギ 発芽したホウレンソウ 野焼き
ダイコン用の畝 レタスやシュンキクの苗床 植え付けの済んだネギ なんとか発芽したホウレンソウ 野焼き風景

8月の作業内容:

暑い、とにかく暑い!。今年の夏は異常である。各地で台風の被害が伝えられているが、当地では風が少々強い位で、雨はほとんど降らない。大きな被害がでた徳島、新潟、福井地方の皆様にはお見舞い申し上げ、不謹慎ながらこちらに少々まわして欲しいと考えたのは私だけではなかったようえある。
キュウリも水不足で先細りとなり、お盆以降は収穫出来なくなったため、抜いて、耕しなおして借りていた部分を返却した。先方はダイコンを植える準備に取り掛かるらしい。
キュウリは先細りながら何とか収穫出来るかなと楽しみにしておいたら、大きいのはカラスがすべて食べてしまっていた。残念!
貯め桶の水も底を突いてきたので、取水制限(?)を実施。水の必要なキュウリ、ナス、ピーマンなどを中心に潅水し、トマトは辛抱してもらった。トマトもいくら水が少なくても出来るといいながら、今年ほど度を越すとやはりアウトである。7月から相当数の収穫があったのでよしとしよう。
9月上旬にハクサイの種を蒔くため、その畝づくりを行い、黒のビニールマルチをかけておく。この天候で、下にいる害虫や卵、芽を出そうとしている雑草など高温で焼いてしまおうという作戦である。
このままいくと、9月の秋野菜の播種どきに、20〜25度が発芽の適温とされているが、どれくらい気温が下がっているのか心配である。
 
キュウリ 被害を受けたキュウリ カボチャ 枯れかかったトマト ハクサイの準備
第3次キュウリ カラスの被害にあったキュウリ 暑さに強いカボチャ 枯れかかったトマト ハクサイの植え床

7月後半の作業内容:

雨の降らない中、第3次キュウリを定植したのだが、毎朝夕、潅水することにより大きく成長してきた。しかし、時期的なものか花芽が少ない。梅雨前に植えたキュウリはこの大きさの頃は、相当の花芽がついていた。暑すぎるため、キュウリ自身えセーブしているのかもしれない。
ナスは、今年異常発生したテントウムシダマシの幼虫の被害で、葉が網の目状に食い荒らされている。葉の裏についているので、気をつけて手で駆除しているのだが、いつの間にかボロボロである。止む得ず、早めに切り詰めて秋ナスに期待することにした。
春先にもらい物のヒョロヒョロとした苗を植えつけておいたのだが、なんとか収穫できるまでに育ってきた。
新潟や福島では、大雨の影響で相当な被害がえているようである。お見舞い申し上げます。
かたや、我が地域ではまったく雨が降らない。台風10号の時も、風はきつく、野菜に若干の被害がでたが、雨はまったく降らなかった。今年の天候はなにかおかしい。これからはどうなるのだろう。サツマイモも枯れるところが出てきた。
水道なり、溝川なり、水の確保が容易な地区での家庭菜園は楽である。もっとも、それはわかったうえで、この地域で菜園を借りているのだが・・・。

そんな中、7月18日に自治会の夏祭りが開催された。例年になく、参加者、特に子供の参加が多い。みんな孫もちになり、ジィちゃん、バァちゃんをやっているのであろう。参加者が多いと、地域が活性化して多いに結構である。
 
キュウリ ナス オクラ さつまいも 夏祭り
第3次キュウリ 害虫の被害にあったナス オクラの収穫が始まる 枯れかかったサツマイモ 自治会夏祭り風景

7月前半の作業内容:

トマトが色づいて収穫時期を迎えた。今年は10本とも「モモタロウ」種で、5本は接ぎ苗、残る5本は普通の苗を定植したがどちらも遜色なく育っている。連作さえ気をつければ高い接ぎ苗を買わなくてもすみそうである。
ナスも今のところ大丈夫のようである。これからの炎天下での育成が大変である。「秋ナスは嫁に食わすな」とのことわざがあるが、秋ナスは非常に旨いので姑が独り占めして食べるとの意と思っていたが、ナスは食べ過ぎると腹を冷やすので、妊婦の嫁にはあまり食べさせないほうが体にいいとのことである。皆んな、知ってた?

7月10日に若干の雨が降ってそれ以来降っていない。潅水用風呂桶も警戒水域を越えて、すでに取水制限に入っている。止む得ず、夕方の涼しい時(今年は夕方でもあまり涼しくない)を見計らって、近所の溝川からポリタンクで水を運んだ。20gのポリタンク5杯を5回で合計500gである。これで一週間は持つだろう。一雨欲しい!!
トマトはあまり水を遣らずにすむが、これだけ日照りが続くと水不足になる。水汲みの日は、ポリタンクに2杯(40g)をトマトの畝にいれて、水不足を防いでいる。

こんな状態では、今年の夏野菜は不作であろう。

菜園雑誌「菜園王」の原稿が大体できあがったので、メールにて送信する。原稿用紙7枚分程度か。あとは写真で埋めてもらうことにする。
 
トマト ナス キュウリ カボチャ ある日の収穫
トマトも色づいて、収穫時期 ナスも収穫時期を迎える キュウリの収穫も最盛期 近所の溝川から水を運ぶ ある朝の収穫

6月後半の作業内容:

いよいよ我が菜園がそろそろ収穫の時期を迎える。トウモロコシ、カボチャ、枝豆、トマト、インゲン豆、キュウリ、オクラなど等である。梅雨とはいえ雨が降らない。21日の台風による降雨だけである。これらの野菜の成長期に雨が降らないのは最悪である。この各野菜の成長期に朝晩やるジョウロの水では日中はグタッとしている。雨が欲しい。
現在、収穫が進んでいるのは、キュウリ、インゲン豆、ナス、ミニトマトなどである。特にナスは十分な水がなければ「日焼けのナス」と化す。大変だー。特に温度が高すぎる。毎日27度以上30数度という日もある。今年はカラ梅雨かなぁ。
あまり天気のことばかり心配しても始まらないので、頑張って水汲みをしよう。

カボチャやトウモロコシは虫による受粉がしにくいと聞いているので、毎朝気をつけてカボチャの雌花が咲いていると、同じ種類のカボチャの雄花を探してきて人工受粉してやっている。
トウモロコシは上に雄花咲いてくると、茎と葉の間から葉に似たようなものが出てくる。これが雌花(下の写真)でトウモロコシになるのである。しばらくすると葉の間からヒゲ状のものが出てくる。これがめしべである。あのトウモロコシの粒一つひとつから1本ずつ出るのである。上の雄花を千切ってこのヒゲに振り掛ける、これが人工受粉である。

話は変わるが、6月18日にあるメールが突然飛び込んできた。季刊菜園誌「菜園王」の編集部からである。「当社発行の「菜園王」で記事を募集しているが、ホームページを拝見し、アクティブな活動をやられているので応募しないか。優先的に扱う」とのお誘いであった。野菜は1種類、記事は原稿用紙8枚(3.200字)でまとめてもらいたいとのことである。せっかくのお誘いなのでお受けする事にした。締め切りは7月10日である。掲載されるよう頑張って書こう。ファイト!
 
トウモロコシ トマト 枝豆 カボチャ ある日の収穫
成長してきたトウモロコシ トマトも大きくなってきた 酒のつまみ、枝豆! 最初に結果したカボチャ ある朝の収穫

6月前半の作業内容:

ジャガイモの葉が黄色になってきたので、天気のいい日を見計らって収穫した。今年は「男爵」「メイクイーン」各1kgを植えたが約15kgの収穫であった。大成功!
6月8日に雨が降ったので、雨の合間を狙ってサツマイモの苗の植え付けを行なった。近所の菜園仲間に頼んでおいた鳴門金時の苗(@25)が上手い具合にその朝入荷したので絶好のタイミングであった。
オクラを定植した折、「味付け海苔」が入っていたPPのケースを2つに切り、底はすべて切り取ったものを虫除けに使ってみたが非常に便利である。「伊藤家の食卓」にでも投稿してみたい?位の便利さであった。これからは小さな苗を移植したときにはこれでいこう。
今月に入り、夏野菜の本格的な収穫が始まった。キュウリ、インゲン豆、ナス、ミニトマト、サニーレタスなど等。特にキュウリは短期間で大きくなるので、料理方法を奥方様に考えてもらわなければなるまい。毎朝4〜5本の収穫があるので何とかしないと食べきれない。
久しぶりに「キュウちゃん漬け」でも作ろう!                     
これからの畑の手入れも大変である。梅雨の長雨で雑草がびっくりするほどはびこる。取ってもとっても生えてくる。この生命力はたいした物である。野菜がこれくらいの生命力があれば、労力は半減するのだが。
しかし、今年の梅雨は蒸し暑い。気温が30度を超える日もあり今からぐったりである。
話は変わるが、最近はなにか寝不足である。朝6時半ごろ畑に出て収穫、夜は自治活動の一環として行なっている「ホタルの育むまちづくり」活動でいよいよホタルの飛翔が始まったのである。昨年よりカワニナを育て、ホタルの幼虫を育てた成果が出てきたのである。大きくは公開していないのだが、人づてに聞いて、毎晩100人を超える見物の人で、道路の交通整理をしないと危険なのである。この作業を10時までやっている。眠い!眠い!

「キュウちゃん漬け」レシピ
 
収穫したジャガイモ サニーレタス サツマイモの定植 オクラ ある日の収穫
収穫したジャガイモ 食べごろのサニーレタス サツマイモの植付け 虫除けをしたオクラ ある朝の収穫

5月後半の作業内容:

タマネギが完全に倒れたので、天気のいい日を見計らって収穫した。我が家のタマネギだけ見れば大きさもそこそこである。が、菜園仲間のものと比べるとやはり小さい。小さいほうが、料理に無駄がなく、保存が長持ちすると自分を慰めるゲンさんでありました。しかし、現実昨年のタマネギがまだ食べられる(小さいのが残っている)ところをみると、小さいほうは長期保存に向いているようだ。
キュウリはそろそろ収穫できそうである。これからは毎朝収穫である。(朝取りキュウリは高い)
ナスは今年こそ大きな葉っぱを作りたいと頑張っている。葉っぱが大きいと実も大きくなるようである。最近は真夏並みの気温で特に日照りに弱いナスにとっては水遣りが大変である。朝晩たっぷり水遣りし、追肥を適度にすることが大切である。
大根の間とタマネギの間に播種したトウモロコシはひょろひょろと徒長したため、急遽別畝に移植した。2〜3個ずつ種を蒔き、発芽した状態で移植し、大きくなり、安定したら1本立ちにする予定である。急遽変更したため場所的に狭くなったが何とかなるだろう。
6月に入ったら、タマネギの収穫跡地にサツマイモを植えつける予定である。
 
たまねぎ キュウリ トマト ナス トウモロコシ
収穫したタマネギ 実がついてきたキュウリ ずいぶん大きくなったトマト 花の咲いたナス 移植したトウモロコシ

5月前半の作業内容:

5月は前半はよく雨が降った。1日晴れて1日雨という具合である。
苗を植えつけたばかりなので、好都合であるが病気がでないか心配でもある。時々ベニカ系の薬を少々噴霧して予防している。
野菜のほうもホウレンソウ、コマツナ、シュンキクがそろそろトウ立ちの時期である。コマツナはアオムシの被害にあってので、トウ立ちするまもなく近状の烏骨鶏の餌に提供してしまった。ホウレンソウは軽く湯がいて、冷凍保存し、適宜食卓をかざっている。
シュンキクもトウ立ちが始まったので、一度刈り込んで、新芽を収穫することにした。
ナスの下葉が黄色くなってきたので、肥料不足と考え、株元に配合肥料を施し、効き目の早い液肥をたっぷりかけてやると、約1週間で元の緑を取り戻した。やはり肥料不足であった。ナスの肥料不足は花をみよ!というらしい。めしべがおしべより奥にあると肥料不足、飛び出していると良好ということらしい。今回は未だ花が咲いていなかったのでその判断はできなかった。
タマネギが倒れてきたのでボツボツ収穫である。今年は菜園仲間からタマネギが盗まれたという話は聞かない。近所の菜園仲間との笑い話で「タマネギが盗まれたという情報が入ると収穫時期である。」といっている。まだ早いのだろうか?
 
キュウリ ミニトマト ゴーヤ 枝豆 ホウレンソウ
大きくなってきたキュウリ 実がついたミニトマト(ココ) 発芽したゴーヤ 発芽した枝豆 取り時のホウレンソウ


4月後半の作業内容:

いよいよ夏野菜の植え付けの時がきた。例年、GWの間は皆んな、夏野菜の購入、植え付けを行なうので、種苗店の店頭にはいい苗がなくなる。そこで4月末のウィークデーに買い求めにいった。前もって作付けする本数を決めていたので、頑丈そうな苗を選ぶだけである。
トマト(モモタロウ)x10、ミニトマト(ココ)x2、シシトウ(伏見甘トウ)x2、ピーマンx2、ナス(千両2号)x4、長ナスx2、キュウリ(北進)x4、(夏すずみ)x2を購入した。
早速、準備してあった畝に定植し、たっぷり水をやっておいた。昨年はこれらの植え付け場所は隣同士であったが、今年は連作を防ぐためにバラバラになり支柱が沢山いるが止むを得まい。
これですべての畝が埋まった。コマツナ、シュンキク、ホウレンソウが収穫時期を迎え、食卓は毎日自家製野菜のオンパレードである。これが結構おいしいので、あまり飽きない。5月に入るとエンドウの収穫が始まる。また野菜のメニューが増える。

また、時間をみて近所の山へ支柱にする細い竹をとりにいった。畑から10分も歩いたところの川岸に真竹が群生しており、太いものでは3cm径のものもある。この真竹は1年位しかもたないが、毎年とりにいけるので非常に安価である。ホームセンターで1.5〜1.8mの支柱を売っているがこれが結構高い。支柱が自給できるという便利な場所で生活していてよかったなぁと思う一瞬である。

その他、オクラ、サニーレタス、レタス、インゲン豆、ゴーヤ、ツルムラサキ、など発芽中である。植え替えにはちょっと早い感じである。
 
トマト ミニトマト ナス キュウリ シシトウ
トマト(モモタロウ) ミニトマト(ココ) ナス(千両2号) キュウリ(北進) シシトウ(伏見甘トウ)
ジャガイモ エンドウ インゲンマメ ニンジン サニーレタス
大きくなったジャガイモ 収穫近しエンドウ インゲン豆の発芽 ぐっと成長したニンジン 発芽したサニーレタス


4月前半の作業内容:

4月に入り、急激に気温が上がってきた。これで新しい野菜の種まきができる。
早速、サニーレタスの播種を行なった。昨秋はあまりにも早い寒さのため、養生ができないうちに寒さで枯れてしまい、収穫は”0”であった。今度は必ず成功させよう。
また、タマネギの隙間にトウモロコシの種をまいておいた。例年だと、ビニールポットに播種して大きくなったものをやはりタマネギの隙間に定植して、タマネギの収穫後トウモロコシの畝として利用しているのであるが、直蒔きしたらどうなるかの実験である。失敗した場合に備えて、ビニールポットにも播種しておいた。まだ結果はでていない。
インゲンマメも種を蒔いたが、手元につるなし種しかなかったので、畝の手前に並べて蒔いて、奥は別の野菜を植えつける予定である。
ジャガイモが大きくなってきたので、1本立ちにするため、芽欠きを行い、ついでに追肥と土寄せを行なった。今年はだいぶ深く植えつけたのであまり土をかぶせなくてもよさそうである。

野菜とは関係ないが、近所の竹林に竹の子掘りにいってきた。市有地の竹林なので、市役所の担当者には許可をもらい、20人くらいで行ったのであるが、今年は豊作か一人平均10本程度持ち帰れた。早速大きな鍋で湯がいて賞味。旨い!

4月後半は夏野菜の植え付けである。最終週を予定している。連休に入るといい野菜苗の入手が困難になるため、毎年この時期である。
 
花の咲いたエンドウ ますます元気ジャガイモ 大きくなったニンジン もうすぐ収穫のシュンキク ダイコンの畝


3月の作業内容:

昔から、1月はいぬ。2月は逃げる。3月は去るといわれているように月日の経つのが早い。もう3月も終わりである。
寒い寒いといっていたのが嘘のようである。しかし、3月は雨が多かった。3月に入ると嵐のような天候で、作業もはかどらない。中半から後半にかけては一日置きに雨が降った。貯め水用の風呂桶は満タンで溢れている。もったいないなぁ。
2月に植えたジャガイモが発芽してきた。これからは順次土寄せを行い高い畝に仕上げていく予定である。
エンドウも何とか寒さに耐え、大きくなってきた。菜園仲間の畑ではエンドウを早く種を蒔いたため、大きくなりすぎて寒さのため半分以上枯れてしまった。やはり、植え付け時期は大切である。
3月に入って、ホウレンソウ、コマツナ、シュンキクそれぞれの種まきを行なった。しかし、まだまだ寒いのでビニールトンネルで覆っていたのであるが発芽が遅い。コマツナ等は2〜3日もすれば発芽するのであるが1週間かかった。これも天候不順の所為か。

エンドウは3月後半ともなれば、ぐんぐんと大きくなってきたので、支柱にキュウリ用の網を張って伝って登れるようにしておいた。これからは時々横に糸をはって横に伸びるのを防ぐと同時に上に誘導してやらなければならない。近所のお百姓さんはエンドウの茎を糸でぶら下げて上に上るようにしているが、我が家ではもっぱらキュウリネットで代用している。
また、4月半ばには夏野菜の植え付けが始まるので、畝割りが大変である。遊んでいる畝があるが、夏野菜用に確保しておかなければならないので、春野菜の播種はよく考えてやらなければならないのである。

さあ、4月からは忙しくなるぞ。この日記も前半、後半と2回に分けて書いていかなければならないだろう。
 
ぐんぐん大きくなるエンドウ ジャガイモの発芽 ニンジンの発芽 コマツナの発芽 我が家のさくらんぼの花


2月の作業内容:

三寒四温とはよくいったものだ。4月の気候かと思えば急に平年並みの寒い日が続く。近畿地方では、東大寺のお水取りがすむまではまだまだ寒い。これが終わると春が来るといわれている。3月中旬まではこんな天候が続くのであろう。

今年はこの天候で葉物野菜が大きくなり過ぎ、そこへ寒さがやってきて全滅であった。その中で、年末に種を蒔いておいたホウレンソウがなんとか大きくなってきた。種を蒔いたときから、ビニールトンネルで覆っていたので、遅ればせながら発芽し、15〜6度の気温で成長してきた。3月前半では収穫できるであろう。

さすがにタマネギは寒さに強く順調に生育している。2回目の追肥として化成肥料と油粕を混ぜたものを全体に撒き、浅く耕して除草もやっておいた。順調に育ってくれよ。

2月後半にジャガイモを植えた。メイクインと男爵種の種芋をホームセンターで購入し、2つ切りにして植えることにした。そこで問題となったのが、切り口を下にして植えるか、上にして植えるか迷ったのである。
近所の菜園仲間はジャガイモは地下茎に子芋がつくのだから、切り口を上向きにしたほうが地下茎が深く入りやすく収穫が多いという。茎は上に向いて伸びるのだから、切り口は下向きがいいという。どちらがいいのだろう。とりあえず安全な今まで通りの切り口を下向きにする方法で植えたのだが収穫はどうだろうか。
暖かい日を選んで行なったのであるが、いつ寒さがぶり返してもいいように、ビニールをかけてさらに寒冷紗でトンネルをつくってやった。早く芽を出せジャガイモ君である。

他の畝もだいぶ空いてきたので、暖かい日は畝作りである。よく耕して石灰をすきこみ、1週間たったころ、乾燥牛糞、籾殻堆肥などをすきこんで畝を整えておいた。これで3月になり、暖かくなってくると、ニンジン、ホウレンソウ、コマツナ、春ダイコンなどの種まきがいつでもできる。

エンドウも寒さよけのビニールで巻いておいたので、なんとか枯れずに成長している。おそ霜が心配だがそろそろビニールをはずしてやろうかな。
 
年を越したホウレンソウ 寒さに耐えたエンドウ 大きくなったタマネギ 寒冷紗に覆われたジャガイモ 春はすぐそこ!ミズナの花


1月の作業内容:

正月一週間は暖かい日が続き、今年も暖冬かなと思わせる天気が続いた。
ダイコンもボツボツ花をつける準備が進んでいるので、早速葉っぱのセンターの部分をはさみで切り取り、収穫期を伸ばす方法を講じた。
昨年末から暖かかったので、タマネギの中の根きり虫の活動も活発である。14〜15本被害にあっている。しかし、ネギ類はそのままにしておけば新芽が出て何とかなりそうなので放置しておく。

しかし、中旬からものすごい寒さがやってきた。これが普通の1月の気候とは思うが、とにかく寒い。
野菜も葉っぱものを中心に寒さでアウトになってきている。特にレタス類は今までの好天気で大きくなりすぎ、霜や雪で凍結し腐ってきている。残念だが今年は収穫できそうにない。
また、エンドウも寒さにやられ、枯れてきている株もある。早速、ビニールシートで株元を覆い対策を取ったのであるが、強風のためシートが吹き飛ばされて役に立たなかった日もあった。それでもできるだけ見回り、補修して寒さから守ってやらなければならない。厳しい!!
ハクサイも中に入った水が凍りつき、中から腐ってきたのもの若干あった。そういうものはできるだけ早く収穫するようにして、外の腐った葉っぱは取り除いて、まだ大丈夫な中の部分は漬物とした。「漬物の素」を買ってきて浅漬けで食べたのだが美味しかった。
しかし、びっくりしたのが表面の葉を2〜3枚とると、なんとそこに夜盗虫が寝て(?)いる。本来はこの時期には土にもぐっているはずなんだが。
やっぱり暖冬である。

また、来月後半にはジャガイモの植え付け時期がやってくる。虫や病原菌を早期に駆除するため、空いている畑を荒耕して寒風にさらして準備をした。この作業がまた寒い。冷たい。
でも2ヶ月もすれば春野菜のシーズンである。頑張ってやろう
 
雪の積もった野菜 霜や雪で凍結したレタス 寒さに強いタマネギすくすく タマネギが根きり虫の被害に エンドウの寒さよけカバー



年頭ご挨拶:

明けましておめでとうございます。

昨年はいろいろ悲しいことも多くありました。
アメリカのイラクへの侵攻、崩壊、世界各地の地域紛争などなど目を覆うような事件が発生しました。
日本でも強盗、殺人、誘拐、監禁、放火などなど治安国家を返上しなければならないような事件も起きました。

2004年こそ、こういった血生臭い事件が起きない平和で穏やかな世界、日本でありたいと祈っています。

今年も我が(筆者)親族一同で岡山県の高松稲荷へ初詣に行きました。筆者が就職で田舎の地を離れて以来、40年間変わることなく、毎年の年頭行事として続いている筆者一族(?)の繁栄を願っての行事です。

まず本殿にお参りし、その後祭られている各祭神に線香を手向け、最後に交通安全、家内安全のお札をいただき無事終了しました。

初詣が終わると近郷の吉備津彦神社備中高松城址を廻りながら苫田温泉で昨年の垢を落とすことを恒例としてきましたが、今年は趣向を変えて筆者の実家近所にできたクアハウスで一杯やりながらのんびりしようということで観光コースは中止しました。
家族、親戚縁者が一同に集まり、酒宴、カラオケと結束を固める儀式(?)で1年が始まりました。

本年もよろしくお願い申し上げます。
 
高松稲荷本殿を眺む 奉納された幟の列 本殿前の初詣の人々 各祭神に拝礼する列 線香に煙る参道


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