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釣行報告

四国支部との合同企画
■ 2000年09月 源流(富山県)釣行報告 ■
日 時 2000年09月15日〜17日 場 所 四国支部長、私(計2名)



大きな岩とあふれる木々、素晴らしい渓相。水も美味かった。




源流のイワナたち

9月15日 −まさかのボーズ−

前夜、大阪の拙宅にて宿泊の四国支部長と大阪を出発したのが3時であった。名神・北陸道と乗り継ぎ、 源流入り口に車を止め、上流へ歩き出したのが10時であった。天候は晴れ、気温はやや高め。林道から 河原へと歩き、河原より少し上がったテント適地を見つけ、まずはテント設営。 「こんな素晴らしい渓相、よく釣れるでしょう」「いやいやもっと奥へ行かなければ釣れませんよ」と四国 支部長。もっと奥って言ったってこのテントサイトですら4時間近く歩いた場所、十分奥と思ったんだが..。 15時ごろからいよいよ釣り開始。今回の釣行は奇しくも2人ともスコットのグラス。この釣り味抜群のロッド がいい思いをさせてくれるだろう、と期待一杯。その他のタックルは私は、#18〜#16のエルクヘアーカディス リーダーは7x 7.5F。四国支部長はパラシュートアントを主力にした様子。まずは私が先陣を切って、オイシイ ポイントへフライを次々に投入するも、反応は皆無...。魚の気配すらほとんど感じられない。だんだんと 疲れと、苛立ちが...。ホンマに魚居るんやろか?と。この日はイブニングライズもなく不発の一日。 「明日もっと奥行けば、爆釣ですよ」の言葉も、夕食のニンニクカレーを口に運ぶ私には、単なる慰めでしか そのときは思えなかった。 ワイン飲んで寝袋に体を滑り込ませ、ラジオから聞こえるオリンピックの開会式を聞いて眠りについた。


9月16日 −やはりイワナは居た−

この日は5時半に起床した。昨夜は早く(21時ごろ)寝たせいか、気分はスッキリ。この日の朝食である インスタントラーメン(金ちゃんラーメン)に餅を入れたのを食べ、7時より出発。昨日釣れなかった場所を 通りすぎ、さらに渓流の奥へ奥へと進んで行った。小一時間ほど歩いた場所から釣りを開始。私はこの日 もエルクヘアーを選択した。まずは私が先行し、先行者が釣れれば交代、ということで、釣りあがって行った。 釣り始めてものの15分ほど、ようやく私に20cm前後のやや小ぶりであるが、イワナが釣れた。それを 皮切りに、私、四国支部長共々、全体に小ぶりではあるが、昼までにそこそこの釣果を得ることができた。 さて、昼頃からだんだん雲行きが怪しくなり、空の様子が気になり始めた。それで昼食中もラジオの 天気予報を聞き逃すまいと、耳をそばだててた。
「おそらく大雨とか濁流にはならないでしょう」「では、午後はもっと大物狙いに行きましょう」と、別の渓へ と進んで行った。ところが午前中と対照的に、まったく反応なし、12時半から釣り始めて、2時間近くも である。「これは多分相当抜かれ(釣られ)てますね。」と四国支部長。「あと10分だけやってテントへ戻りま しょう」と諦めムードが漂う中、今回一番の大イワナが釣れた。まさにロスタイムからのシュートであった。


9月17日 −温泉入って帰路−

源流に別れを告げる日の朝はちょっと二日酔い。昨夜の日本酒が効いたか?天気は雨、幸いにして川は ほとんど増水なく帰りには支障の無い様子。テント撤収して歩き始めたのが7時30分であった。歩き始めると 雨が時折強く降りだし、河原の岩も滑り易い状態。かなり神経を使う帰路であった。悪条件の中駐車場へは 10時半に到着。すばやく着替えて車に乗り込んだ。この疲れた体を癒すのはもう温泉しか無い。とばかりに 「金太郎温泉」へ、露天風呂に浸かっての極楽気分...。
早くも筋肉痛の出た足でアクセルを踏みつつ大阪へ、日本、2点目ゴールのカーラジオの絶叫が聞こえた ころ大阪に無事到着した。