前日の夜行フェリーで我々関西支部3人は、大阪南港から東予に向かって出発した。
船内ではさっそくの「前夜祭」。翌朝はやや二日酔いながらも四国支部長の出迎えをうけたのであった。
まずは四国支部のメイン練習会場の「藤山健康文化公園」へと向かったが、折からの強風と雨にたたられ、
キャスティングを断念し、今夜のメインディッシュのひとつであるカニをゆがき、かつ朝食のラーメンをすする
だけで終わってしまった。
昼以降の天候回復に期待して、そのまま「鈍川温泉」で体をほぐした、前夜の船での睡眠不足もあってか、
湯船の中で気持ちよくうたた寝。昼食はうなぎやに向かい、ここで四国副支部長と再会。食事しながら話題
はすでに解禁時期のミッジ。速攻で解禁直後の四国遠征計画ができあがったのだった。ここで仕事の四国副
支部長と別れ、我々は今夜のキムチ鍋の買出し、途中に立ち寄った札所で、お大師様と握手をして、キャス
ティング技術の向上と 釣行の安全を祈願したのであった。
夕方に石鎚山麓のバンガローに到着 。荷物やら食材、お酒を下ろし、風もようやくおさまっていたので、
バンガローの脇の空き地で、キャスティング練習を開始。 四国支部長はバンブーロッドを自在に操りその
腕前の上達ぶりをいかんなく発揮。新人のN氏は関西副支部長の熱心な指導の元で短時間にコツを取得した様子。
皆が日暮れまで充実した練習を続けていた。 さて夜の宴会は蟹とキムチ鍋という豪華版。これに芋焼酎、日本酒、
ワインと加わり、酔いが進むにつれて、キャスティング談義が熱を帯び、気がつけば12時近くまで議論白熱した
のだった。
翌日は天気も良く、風も穏やかで絶好のキャスティング日和。場所を加茂川河川敷に移しての練習。
川に実際に向かってトリックキャスト、ナチュラルドリフトの練習など実践的な内容を中心に行った。
昼まで練習を行い、昼食後四国支部長と別れ、関西支部3人はフェリーで大阪南港へと帰って行った。
船のデッキで酒を飲み、夕日に映える瀬戸内の島々を見、瀬戸大橋をくぐり、船旅の旅情を味わいつつ帰路に着いた。
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