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この時期のサボテンたち
Cactus Diary

《2003年7月13日記》

  梅雨の真っ最中です。前回“今年の梅雨は例年になく本格的”と書きましたが、相変わらず良く降りますね。日照時間も少なく、平年比2割、なんて所もあるそうです。このあたりもそれに近いような印象を持ってます。まぁ、話半分といいますから、それよりはマシなのかもしれませんが...

  しかし、そうこう言いながらも、サボテン達は“夏モード”に入ってきたようです。初夏の花である瑠璃鳥麗光殿が花を終え、同じく初夏の花である緋繍玉金星も殆ど最後の花といった感じになってきました。また、今春、大変なこと(?)になった豊明丸ですが、その後順調に回復し、現在では植木鉢にしっかりと根を下ろしました。従来の10分の1の大きさになってしまいましたが、まぁ幼体から育てるのも楽しいものです。逆に、いつ花を咲かせるかを楽しみに育てていきたいと思っています。

  さて、本当はもっと早くにお伝えするべきだったのかもしれませんが(というか、記載するのを忘れていた、といえるかもしれませんが...(^^)ゞ)、ちょうど1年くらい前、このページで“緋牡丹錦が沢山の蕾を付けたが頑健な種類ではないので心配だ”とお伝えしましたが、心配が的中してしまいました。残念ながらこの春に植え替えのために鉢から抜きましたところ根本のところがスカスカになっていました。根腐れの一種だと思いますが、地中から根を使って水分や栄養分を吸収できない状態になっていました。早速に上記の豊明丸同様に胴体の部分で輪切りにして陰干しし、発根を待っていましたが結局発根することなく枯れてしまいました。
  こちらにも記載しましたように、異様に沢山蕾を付けたら気を付けなければならない、ではなく、異様に沢山蕾を付けたらもうその時には何か拙いことが起きてしまった後のようです。無論、その時点で既に手遅れ、ということではありませんが、速やかな処置が必要ということでしょう。
  ではその時に何をすべきであったのか?ですが、今回の場合は接ぎ木かと思います。或いは、先ずは鉢から抜き取り、根を調べ、その結果としての接ぎ木、といっても良いかと思います。無論、鉢から抜き取った段階で根が傷んでいることが分かれば、胴体部分で切り落として挿し木するというのも良いでしょう。ただ、今回の場合は今回の場合は、子吹きによって小さな子どもが出てきてますので、それを掻き取り、竜神木とか三角柱に接ぎ木して株が生き残れる可能性を高めよう、ということです。無論、株本体の方をも輪切りにして接ぎ木しても良いのですが、一般的に大きな株の接ぎ木は難しいと言われますのでこちらを接ぎ木する、ということです。私も挑戦しましたが、残念ながらうまくいきませんでした。(i_i)
  接ぎ木がうまくいかなかった原因ですが、子ども自体が結構細くなっていましたので、その子ども自体がもう復帰不能な状態になっていたのでは?と思います。恐らく根がダメになってからかなりの時間が経っていたからと思います。もし早めに着手すれば、まだ子どももふっくらとしていましたので、ひょっとしたらうまくいったのでは?と思っています。ただ、ひょっとしたら接ぎ方が拙かったのかもしれませんが。

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この時期のサボテン業務
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蕾をつけているサボテンたち
  ブーリィ竜王丸
花を咲かせているサボテンたち
  純緋玉グロボーサ緋花玉緋繍玉金星ムスクラ
次々と花を咲かせているサボテンたち
  大統領碧瑠璃鸞鳳玉短毛丸黄裳丸



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