《2003年8月23日記》
ようやく夏らしい日々が続くようになりましたが、何でも5年ぶりの冷夏とか。大概のサボテンは暑いのがお好き!ではなく、やっぱり人間と同じで涼しい方が好きなんです。だから今年の夏はサボテン向きかというとそうではなく、涼しくても日差しがなければ駄目。というわけで、やっぱり今年の夏はサボテンにとっても“イヤな夏”のようです。
さて、そろそろ秋の植え替えの季節です。春に植え替えを行わなかったものや、根詰まりをおこしているものは今からが植え替えの適期です(9月上旬までには植え替えを完了したいところです)。根詰まりをおこしているのかどうかは植木鉢の下の穴から根が出ていたらその可能性があります。ただ、この辺りは種類によっても異なりますし、多少根詰まり気味でも植え替えない方が成績が良いものもあります(大株のものに多いです)ので、お試し下さい。毎年春に植え替えを行っているものであれば、秋の植え替えを試してみたら枯れてしまった、ということはまずありませんのでご心配なく。
私の経験から申しますと、春に植え替えた後に鉢の底から根がはみ出ている程に元気に成長したのに今は成長していない、というものが根詰まりしていることが多いようです。つまり、今も元気に成長している、ということは、どんどん根を伸ばしていく余地がある、ということのようです。因みに、鉢から抜いてみたら根詰まりしてなかったという場合はそのまま植え付けて結構です。
というわけで、下記の植え替えを行いました。短下丸は春に植え替えたのですが、根詰まりしてそうなので鉢から抜いてみましたところ、案の定、ぎっしりと根が回っていました。このサボテンは根の成長が旺盛なようです。実際、鉢植えよりも地植の方が成長が早いようです。黄彩玉、縮玉と美花角等、エキノケレウス属のサボテンは春に植え替えをしていなかったのでこの週末を用いて植え替えを行いました。来週は暗黒玉、銀翁玉のネオポルテリア属の植え替えを行う予定です。
さて前回、ブーリィ、グロボーサ、金星が蕾は付けるがちゃんと咲くかどうか...と述べましたが、皆、無事花を咲かせてくれました。で、緋繍玉、金星につきましては、これでどうやら蕾もなくなり、花を終えましたので下記のリストから外しました。 |