ペンギン通信

ペンギン通信 1997年10月号(第11号) シリーズ:パソコンの入力装置の工夫
入力装置の工夫の図



= スイッチ1つでパソコンのキーとマウスを使用する =
(㈲ゆり電子製 MK1マウス&キー)

今回は、私が使用しているパソコンのキーボード・アダプターの紹介の2回目です。

MK1は、スイッチ1つで、キーボードとマウスの入力ができます。

私は、ベットで横になっている日にも、環境制御装置(ECS)を介してパソコンにアクセスしています。

MK1は、1つの装置でマウス入力とキー入力の切り替えができるので、ECSのチャンネル数も1つでOKです。


対 象〕(身体の一部が動かせる方)

・スイッチ1つでパソコンを使用したい方

・ECSの操作でパソコンを使用したい方


使用構成〕(内山が本機を使用する理由)

私にとって、キー入力は、マウススティックが一番効率が良いのですが、ベット上では思うようにできません。しかし、ECSを使用しているので、パソコンのモニターをベット横に置けばECSをスイッチとしてMK1Vの操作が可能となります。

また他製品でキーとマウスの特殊ディバイスを別々に用意しても、切り替えにはECSの一巡が不可欠です。

しかし、MK1Vは、「ツー、ツー、ツー、ツー」と長信号4回の入力で、キーとマウスが切り替わります。

キー入力は文字列表を見ながら。マウスは入力ごとに右下左上と変わるシステムですが、いずれもすぐに慣れます。


設置方法

下の写真右上に、本機のキー出力部とマウス出力部があります。

この2つの出力部とパソコン本体のキーボード入力部とマウス出力部のそれぞれを付属のケーブルで接続します。

写真左下に、本機を操作する入力スイッチ部があります。スイッチ(SW)は無電圧のモーメンタリー信号ならばECSでも、タクトSWでも何でも構いません。(SWのご相談はパシフィック・サプライ㈱まで)


*注意:DOS/V機は、キーコネクターの形状が2タイプあるので、形状が異なる場合は別途変換コネクターが必要です。マウスはパソコンのCOMポートに接続するシリアルマウスではありません。


本機仕様

開発元:㈲ゆり電子 政木研究所 TEL:0568-83-1603 FAX:0568-82-1279

型 番:MK1[V]

HAマウス写真

・キー文字列表:同社HA3E方式

・マウス入力方式:同社HAマウス方式

・サ イ ズ:W50mm×H50mm×D15mm

・コネクター数:3つ

・入力スイッチ部:3.5インチ ミニ・プラグ

・キー出力部:98標準 またはDOS/V miniDin8p

・マウス出力部:98標準 またはPS/2マウス

・消費電力:特にACアダプタなどの外部からの供給は必要としません。


*本機には、MK1(NEC PC9801シリーズ用)とMK1V(IBM互換機のDOS/Vマシン用)があります。外観とスペックは、ほぼ同じです。


入手方法〕 

ネットワーク・コンソーシアム研究会か、パシフィック・サプライ TEL:03-3352-0757 まで。


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