ペンギン通信

ペンギン通信 1998年3月号(第12号) シリーズ:パソコンの入力装置の工夫
トラックボール写真


= パソコンをトラック・ボールで操作する =

今回は、東京都大田区に在住の今崎さんのケースを紹介します。

彼は、マウスに代わるポインティング・ディバイスにトラックボールを使っています。

その製品と、それに至る過程とは... (ケンジントン製 ターボマウス)


頚損になり指の機能を失った僕はマウスを持つことは出来ません。手につけたデバイスに、先端にゴムを巻いたスティックをはさみ、いわゆる一本打ちでキーを押しています。

そこでボールが裏でなく表についているトラックボールを使うことにしました。これなら転がせます。問題はクリックボタンの位置とクリックしたままボールを動かさなくてはいけないドラッグ操作への対応です。

つまり、一本打ち操作の場合ドラッグロック機能が付いていることが必要です。この機能が付いたのを探すと意外にないのです。


使用製品と機能

現在使っているのはKensington Turbo Mouse for Mac ( for win もあり。)日本ポラロイド社販売。これは全面に大きなボールと4つのボタンがあり、ボタンも大きいため所定の位置に置いておけば画面から目を離さずブラインドで打てます。

またポインタの動きとボールの動きのレスポンスの設定も自由なため少々ぶきっちょでも小さなエリアにポインタを合わせるのが容易です。4つのボタンは独自に設定を割り当てることが出来ます。私は、クリック、ドラッグロック、スローキー、メニュウキーを割り当てています。


使用に至る経過

当時(5年前)大手のメーカーでトラックボールを作っているところはなく、何軒も店を回ってやっと見つけられる状況でした。

壊れたらまた面倒だななどと思いながらも、トラックボールを買ったのは、キーボードのマウスキーなど他の方法に慣れるのがもっと面倒だったからです。怠け者の僕にとってパソコンがより直感的で楽に操作できるよう進化しているのは結構ですが、マウス操作が増えてしまうのはまた違うやっかいを生み出し、その接点が今のところトラックボールなのです。


設置構成・本機仕様

通常のポインティング・ディバイスなので、マウスの代わりに、パソコンに接続。

キーの割り当てには、ドライバーソフトが必要。


・Mac用 ターボ マウス  Turbo Mouse 製品コード65210 (19,800円)

・PC/AT用エキスパートマウス Expert Mouse 製品コード65215 (18,800円)


発売元(Vendor): 日本ポラロイド(株)電子映像事業部

〒105 東京都港区虎ノ門3-2-2 第30森ビル TEL:03-3438-8879, FAX:03-5473-1630

URL http://www.polaroid.co.jp/

製造元(Maker):Kensington Microware Ltd.(U.S.A.)

サイズ: 11.5×14×5cm

色:アイボリー


入手方法

上記日本ポラロイド(株)まで。


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