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この時期のサボテンたち
Cactus Diary

《2003年3月24日記》

  晴れの日の午後は結構暖かくなってきましたが、朝夕の冷え込みや日が陰ったときの肌寒さは例年に比べるとかなり寒い感じがします。ということもあって、植え替えはどちらかというと例年より遅めになっていますが、3月21日から開始しました。幸いこの日は快晴でしたので色々と捗りました。この週末に下記の通り植え替えを行ないました。
  それから、屋内に取り込んでいたものを含め、3月19日にすべてのサボテンを従来の置き場所に戻しました。

根腐れをおこしてしまった豊明丸
  ただ、今回は一部のサボテンが大変な事態になっていました。つまり、錦繍玉豊明丸の植え替えを行なおうとして鉢から抜き取り、根を整理しようとしたのですが、根元がスカスカで引っ張ると簡単に抜けてしまいました。その跡を見ると右の写真のように中央部にポッカリと穴があいていました。根腐れです。
  で、原因ですが、寒さにやられた可能性があります。ただ、この冬の寒さではなく昨年の寒さに、です。といいますのは、例年、豊明丸は年末から開花するのが開花しなかったり真っ直ぐ立っていたのが曲がってきた、錦繍玉は、普段なら2番花、3番花を咲かせるのですが、最初の花で終わってしまった等、今になって考えれば昨年の初夏くらいから変調を来していたものと思われます。
  サボテン栽培の難しさがここにあるように思います。つまり、栽培が“拙くても直ぐには分からない”ということです。これは想像ですが、昨年の氷点下にまでなった寒さで根っこの部分が凍結し根腐れを生じた → 内部で発生したので植え替え時には分からないまま → 上部は元気なのでそのまま花を付ける → 根腐れはそのまま進行、ということだと思います。

胴切りした豊明丸
  左の写真は
豊明丸を頭部上から5cmくらいのところで輪切りにしたものです。見てのとおり、中央部に真っ赤になっている部分が根腐れが上にまで伝わってきた部分です。ここまで腐っているともうこの株は助けることはできません。(i_i)
豊明丸の子吹きの部分を切り取ったもの
  ただ、上の写真の左下に子吹きが見られますが、この部分はまだ根腐れが回っていませんでしたので写真右のように切り取り、これを挿し木しようと思います。因みに、この写真のものは長さ約3cmのものです。

  一方の錦繍玉ですが、こちらもかなり痛んでいました。写真左のような腐った部分を取り除きますと上部1.5cmくらいを残すのみになってしまいました (i_i)。一応陰干しして挿し木してみるつもりですが、回復できるかどうかは微妙です...(以前、竜王丸もそれ以下になるくらいに切りつめたことがありますがその時は無事回復しました。今回もそうなってくれることを願ってます。)
  何れにせよ、今年の収穫としては、基本的には“氷点下にはしない”方が安全ですね。元気な株は多少の寒さでも持ちこたえますが、少しでも弱っていたりすればダメになってしまうようです。逆に、今年の−4℃の寒さの影響についての判断はもう少し経ってみないと分からないとも言えそうです。

  ところで、行きつけのサボテン屋さんで春の展示即売会があり、早速出掛けてきました。11月6日付けのこのページで述べた新しい置き場所も出来上がり、ちょっとだけ置き場所が増えましたので安心して(?)1鉢だけですが購入してしまいました。今回はエキノフォスロカクタス属・縮玉(チヂミダマ)とい種類です。まるで縮んでシワシワになったかのような襞が特徴です。既に綺麗な花が咲いた写真をこちらにアップしておきましたのでよろしければご覧下さい。

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この時期のサボテン業務
   新しいサボテン置き場が完成しました(3/9)。\(^^)/
   サボテンをすべて屋外に出しました。(3/19)
   購入:縮玉
   植え替え(3/21〜23):短毛丸金盛丸黄裳丸緋繍玉河内丸碧瑠璃鸞鳳玉麗光殿青王丸小町グロボーサ瑠璃鳥ブーリィ
蕾をつけているサボテンたち
  月宮殿宇宙殿暗黒玉美花角青花蝦宝山マルソネリー菫丸黄雪晃大統領雲峯明石丸碧瑠璃鸞鳳玉
花を咲かせているサボテンたち
  武者影銀翁玉猩々丸縮玉



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