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この時期のサボテンたち
Cactus Diary

《2008年5月31日記》

 晴れたり雨ったり...まだ早いんですがそろそろ梅雨の感じになってきました。

美しいピンクをしたヘルテリーの花
 さて早速ですが、前回お伝えした残りの2株、遂に咲きました。\(^^)/

 右に掲載したヘルテリーと、左下に掲載したウチワサボテンです。ヘルテリーは、ノトカクタス属に分類されていますので深紅の雌しべを期待していたのですが、淡いピンク色でした。晴れた日でないと開花しないようで、花の大きさは直径約5cmです。
 因にこの写真、ノトカクタス属のページにも掲載していますので、“あれ、どんな花だったっけェ???”という場合はこちらをどうぞ。

 もう一方のウチワサボテン、こちらの方は長年自宅の庭の隅で地植えにして育てていたのですが全く大きくならず(とはいえ、寒さには強い!ということが分かりました)、どうしたものかと思っていたのですが、昨年、家内の実家にある日当たりの良い場所に植え付けてみたものです。植え付けたときは長さ10cm程度の葉っぱ1枚、といった感じだったのですが、その後すくすくと育ち、まさかまさか!の花を付けるほどになりました。左下に掲載のとおり、やや濃いピンク色の花を付けました。(^^)
 で、そのウチワサボテンですが、名前がやっぱり分かりません。形状からすると“紅ウチワ”のようにも見えますが、通常、紅ウチワは(当然ながら)紅色の花を咲かせますので違うように思えます。もしご存じの方がおられましたら、是非こちらまでお願い致します。m(__)m

私にとっては初めてのウチワサボテンの花
 因に、ウチワサボテンの花をご覧になった方は少ないのではないでしょうか。実際、私自身、花の咲いた跡は幾度か見かけたことがありますが、実際の花は今回が初めてなのです。これは、ウチワサボテンが、ある意味、花を付けにくいことによるものと考えています。
 つまり、寒さにも強く、水やりも好みますので、東京、大阪、といったところでは路地植えで育てることができるのですが、ある程度大きくならないと花を付けません。で“ある程度大きくする”には、充分に根を張るスペースと1年を通じて充分な日照が必要となります。そのためには大きな植木鉢に植えるか、路地植えにするしかありません。となると、そのような大きさの株がお店などで売りに出される機会もほとんど無いわけで、必然的に、ウチワサボテンをご自身で栽培されている人に限られる、ということになります。
 似たようなケースとして月下美人があります。こちらの方は、花が夜遅くに咲き始め、夜明け頃には萎れてしまうため、お店の開店時刻には花を咲かせないことによるものですが(最近ではコンビニのように夜通し営業しているお店もありますので、そういったお店に置いてくれると嬉しいのですが...)。よく、株をお持ちの方が、花が咲いたときにご近所の人を呼んで一緒に愛でる、という話を聞いたことがあります。

 さて、下記「花を咲かせているサボテンたち」に、一旦花を終えたので植え替えを行った縮玉ペレスデラロサエ豊明丸があるのをお気づきの方もおられるかも知れません。縮玉は結構花期が長いので、ひょっとしたらまだ花を終えきっていなかったのかもしれませんが、ペレスデラロサエ豊明丸ですが、マミラリア属のサボテンは、結構このようなことがあります。
 つまり、植え替えを行った後に思い出したかのように花を咲かせるのです。これらの他にも、猩々丸月影丸でもよく見かけます。

 ところで以前青王丸を胴切りした旨お伝えしましたが、意外(?)にも蕾を付けました。“胴切り”というのは株にとっては結構な負担となりますので、まさか蕾を付けるとは思っていませんでしたので、チョコっと喜びです。(^^)
 昨年、よく生育してましたので、胴切りを実施した時期さえハマれば花を付けるのかもしれません。

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この時期のサボテン業務
 植え替え(5/18):猩々丸満月宝山
蕾をつけているサボテンたち
 麗光殿グロボーサ瑠璃鳥花笠丸ブーリィ金星純緋玉金盛丸大仏殿剣魔玉青王丸黄彩玉金竜翠晃冠
花を咲かせているサボテンたち
 縮玉豊明丸ペレスデラロサエヘルテリー緋花玉多花玉短毛丸小町河内丸緋繍玉白檀黄裳丸ムスクラ宇宙殿碧瑠璃鸞鳳玉錦繍玉月影丸青花蝦大統領武者影



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