ダナンバレーに移動

マタキング島

(さよならマタキング島)

滞在型旅行が好きな我が家は旅先で移動することは希です。
でも今回だけはボルネオのジャングルを見に行きたかったので、マタキング島からダナンバレーに移動することになりました。

10:30にボートが出る予定なので、パッキングは移動日の朝にすることにしました。

最終日なので朝日の写真でも撮ろうかと早起きしたものの、やはり今日も雨。
あきらめてもう一度ベッドでゴロゴロし、7時に朝食に向かいます。

朝食後はパッキング。
前日、午前中の最終ダイビングの後、念入りにBCとレギュレーターを洗って日が当たる桟橋のロープにつるしておいたので、BCやレギュレーターは夕方までにほぼ乾いていました。
一方、ウェットやブーツなどは17時半頃までやっていたシュノーケルのせいで全然乾いていません。
洗濯物はエアコンとシーリングファンのおかげで概ね乾いています。

我が家は、2段キャスターバッグの下の固い部分にウェットをクッション材にして服等でくるんだ撮影機材をパッキングするのですが、今回はウェットが生乾きのため、予め持参していた大きめのビニールをウェットの内側に敷きました。

BCやレギュレーター、フィン等はジャングルでは使わないし、ラハダトゥからダナンバレーまでは相当な悪路だということで、ラハダトゥの旅行会社さんのオフィスに置いておいてもらうことにしましたので、置いていって良いものと持って行くものに分けてパッキングします。

1時間程でパッキングを終えて、9時半頃にチェックアウトに向かい、お弁当も受け取って10時頃には準備完了。
レセプションのところで海を見ながら出発を待ちます。

スピードボート

ボートは定刻10:30に出発。
しかし、これまでの午前中の例によって、波が高い!
上下に揺れるスピードボートはスリル満点、やや気持ち悪くなりながら、11:40にセンポルナの港に到着。
行きは45分ほどで到着したのに、帰りは波と風のせいで時間がかかったようです。
下娘は酔い止めバンドを手首に巻いていたにもかかわらずグロッキー気味。

下娘も船酔いしたようだし、ここからは車が長く、車中で軽食、後半は未舗装路と前途多難なので、念のため私・上娘・下娘は酔い止めを服用。

(ラハダトゥへ)

サンドイッチ

港の向かいにあったホテルでトイレに行ったりしながらラハダトゥに向かう車が到着するのを待ち、11:50に出発。
意外と町なセンポルナの町並みを離れ、車を乗り換えるラハダトゥのジャンクションに向かいます。
車中で朝受け取ったサンドイッチを頂きます。
ペットボトルに水を持ってきていて良かった。

延々と続くパームヤシのプランテーションは気絶していたのでほとんど見られなかったのですが、パームオイルを満載して低速で進むトラックに進路を阻まれながら14:45にラハダトゥそばのジャンクションに到着。
ここで車を乗り換えます。ダイビング機材はここまで乗ってきた車に積みっぱなしでラハダトゥの町にあるオフィスに保管しておいてもらいます。

機会があればラハダトゥで買い物をしたかったのですが、運転手さんに相談したところ、乗り換えのジャンクションからラハダトゥの町まではちょっと距離があるとのことで、今回はあきらめ、チャンスがあれば最終日に買い物に寄ってもらうことにしました。

(車を乗り換えていよいよジャングルへ)

ランドクルーザー

さて、乗り換えたランドクルーザーは排気がフロントガラスに沿って上に出ている本格仕様。
ここから先、一体どんな道なのでしょうか!

ジャンクションからしばらく進むと舗装路が終わり、ダートが現れます。
時折崩れそうなスリリングな橋などを渡って森の方に進んでいきます。
道を進むにつれてパームヤシのプランテーションから植林、伐採後に再生した二次林、まだ一度も伐採等されたことがない原生林へと周りの木がどんどん様相を変えていきます。

植林の森が二次林に変わった頃に、道ばたに動くものが。
ヒゲイノシシだ!
ここから単なる移動はサファリドライブに様変わり。
運転手さんは道を見ないで周りの木々を目を皿のようにして生き物を探している。
車を止めて、あそこにワシが。ってどうして車を運転しながらそんなものが見えるんですか!!!

次に見られたのはテンのような動物。

ぞうの糞

そして、しばらく進むと道にはゴロゴロとゾウの糞が見られるようになります。
おお〜、糞があるってことは運が良ければゾウが見られるかも?
と思っている矢先に、道ばたに車を止めてカメラを構えている人が。
そして、ドライバーさんが、ゾウだ!と教えてくれました。
右の藪に確かにゾウの背中が見えます。
わ〜、ゾウだ!!!!野生のボルネオ・ピグミー・エレファントが見られるなんて感動!!!
と思っていたら、藪から子象が出てきた!!!
藪で背中が見えているのがお母さんでその子供のようです。

車から降りて見てきていいよと言うので、早速最初に居た人のそばまで行ってみます。
道ばたで何かじゃれていて凄く可愛い!!!
子象はしばらく道ばたで遊ぶとお母さんを追って藪に消えていきました。
いや〜、堪能させてもらったわ。
まさか本当にゾウが見られるとは。
基本的には夜に移動しているようなので、ラッキーです。

小象

先に居たひとはレンジャーの人のようで、これからボルネオ・レインフォレスト・ロッジ?ゾウが見られるなんてさい先の良いスタートだね!と言ってくれました。

興奮もさめやらぬまま、車に乗り込み先に進みます。
ドライバーさんは相変わらず目を皿のようにして動物探し。

結局、宿に着くまでに、コンドル、focktailという白黒の鳥、hornbill(サイチョウ)、forktail(エンビシキチョウ)、western serpent eagle(?)等が見られました。
なお、forktail以降急に鳥の名前が書かれているのは、これはいかん、とメモを取り出して、名前を教えてもらって書き始めたからです。テンのような動物とか、カラスみたいな鳥とか、ちゃんと名前を書いておくんだった〜(泣)。
そんなに動物が見られると思ってなかったからせっかく一眼を手元に持っていたのに付いていたレンズは28-55mm。鳥には全く無力でした。
移動にも長いレンズを装備していくべきでした。

そんなこんなで全く飽きる暇無く、17:15にボルネオ・レインフォレスト・ロッジに到着。
いや〜、楽しかった。。。